連続学習会「ナラ枯れ被害の現在と皆伐更新の可能性」のご案内

<令和3年度緑と水の森林ファンド助成>

連続学習会「ナラ枯れ被害の現在と皆伐更新の可能性―持続可能な里山管理を考える」

2020年代に入り、関東地方の里山ではナラ枯れの被害が拡大しています。
特に深刻な被害に見舞われているのが、雑木林を代表するコナラの大径木です。
かつては重要なエネルギー源であった雑木林が利用されなくなり、伐採されなくなったことがナラ枯れの急拡大を招いたと言われています。

2030年のSDGs達成に向けて、持続可能性という観点から自然と社会の関係をあらためて考えるとき、私たちは身近な自然である里山とどのように向き合えばよいのでしょうか。
この問いに対しては、かつての里山のように、小面積の皆伐更新を復活させるべきだという考えがありますが、それは現実的に可能なのでしょうか。

そこで、この2日間の学習会では、東京都内におけるナラ枯れ被害とその対策について現状と課題を理解したうえで、都立桜ヶ丘公園で市民ボランティアが実践されてきた皆伐更新の事例を学び、持続可能な里山管理のあり方について話し合います。
この機会にあらためて、私たち人間と森林・里山との関係について、長期的な視点から一緒に考えてみませんか。

日時

2022年6月14日(火)・21日(火)19:30~21:00 ※入室開始19:20

場所

オンライン(Zoom)
※参加申込みをいただいた方に、開催前日までにZoomの入室情報をお知らせします。

内容

  • 6/14(火)*第1夜「2020年代のナラ枯れ被害の実態を知る」
    話題提供① 松元信乃さん|(公財)東京都公園協会
    「都立公園60か所におけるナラ枯れ調査の3年間の動向」(録画)
    話題提供② 舟木匡志さん|NPO法人NPO birth
    「ナラ枯れ被害の現状と今後の樹林管理―狭山丘陵の都立公園を事例にして」
  • 6/21(火)*第2夜「持続可能な里山管理のあり方を考える」
    話題提供③ 長久豊さん|都立桜ヶ丘公園雑木林ボランティア
    「皆伐更新による里山管理―都立桜ヶ丘公園こならの丘の事例」
    コメント 土屋俊幸さん|(一財)林業経済研究所/東京農工大学名誉教授

対象

都市近郊の森林管理・里山保全に関心のある人、行政・NPO、環境ボランティア等

定員

50名→90名(先着順)※要申込み
※参加を申し込まれた方には、終了後一定期間、録画アーカイブをご視聴いただけます。

参加費

無料
※この機会にご寄付いただければ幸いです。

申込み

Peatixのページからフォームに必要事項を記入して送信してください。

運営体制

主催:モリダス
共催:NPO法人よこはま里山研究所(NORA)、多摩市グリーンボランティア連絡会、多摩グリーンボランティア森木会(予定)

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