モリダスフォーラム「現場の声をもとに考える里山・森林ボランティアの安全管理」
日 時:2023年6月16日(金)14:00~16:30
開催方式:現地会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド
現地会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース
出演者:
木村直樹さん|(公財)トトロのふるさと基金
菅原正士さん|(公財)神奈川県公園協会
松澤朋子さん|多摩グリーンボランティア森木会
志賀壮史さん|NPO法人グリーンシティ福岡 <ファシリテーター>
参加者:
会場6名、スタッフ4名、オンライン申込者50名
共催:モリダスmoridas+NPO法人よこはま里山研究所(NORA)
<参考>本フォーラム申込みページ
アンケート結果(回答者16名)
総合評価
- とても良かった3(19%)
- 良かった11(69%)
- 普通2名(12.5%)
ご感想・ご意見など
- 里山を保全活用している3団体の取組を聞けたのがよかった。
- 立場の異なる複数の事例をうかがえてよかったです。ボランティア同士を大切に思う気持ち、失敗を共有できる仲間は貴重というのが身に沁みました。運営おつかれさまでした。
様々な事例を報告してくださるつながりは、大きいものだと思いました。 - チェンソーの是非論は、そんなに必要かな?でも当会でも難しを体感しています。が、これがないと、前に進まない(森林保全が進まない)、その方向ではなく、違うことを考えるべきとの示唆でもあるかと、謙虚に受け止めたい。悩むところです。
伐採に必要な機器が揃っていないという現状があります。助成金と取扱者の新規加入を待っているところです。ありがとうございました。 - 自身が活動している団体も、親団体に所属してそこで情報共有などされてはいるものの、会議を重ねるだけでなかなかうまく回っているように感じていなかったので、他団体がどのような感覚で取り組んでいるのか今回のような討論会のような形で開催頂き、それを手軽にオンラインでも聴講できる機会はとても貴重でした。ありがとうございました。
志賀さん:限られた時間で、ややバックグラウンドが異なる3団体の発表内容を聞いている方たちが知りたい情報は何なのか?という目線に立って大変うまくまとめて頂きありがとうございました。 - 参考になる取り組みや考え方を聞かせていただきました。発表資料からメモを取りたいところがありましたが間に合わなず、時間かけて見せていただきたく。
継続が必要な事、同感です。すぐにわすれます。 - 蜂は危険なため、抗体検査を行い、アレルギーの有無を確認した方が良いと思います。必要に応じて、氏名・血液型・アレルギー有無をヘルメットに貼り付けておくと緊急時の対応がスムーズになるのではないでしょうか。また、チェーンソーや刈払機の操作による危険性と伐木作業の危険性は分けて議論できると良いですね。
- 発表の後に、各自の実践的な安全ガイドラインとその背景にある考え方を本音で話し合えると良いですね。あまり、聴かせることを意識しないで自分の問題点をぶつけ合うと、楽しいディスカッションになりますよね、難しいですけど。
- いろいろな団体のかたの考えややっていることなどを聞ける機会がないのでとても興味深い内容でした。しかし、安全管理という内容にうまくフォーカスできていたかというとすこし疑問もありました。あと三人の方の話題提供やその場で発生した議論をファシリテーターの方が回すというのはちょっと難しそうな印象を受けました。
- 合意形成が大事で、安全に関する事項については、会として最低限のルールを定める必要があるかもしれないと思いました。
- 緑地で救急車を呼んだ際に、なかなか近くに来てもらえなかったことから、近くの住宅の住所を目印として共有することにされたとのお話、とても参考になりました。また、班ごとに作業して、作業後はヒヤリハットの振り返りをされているということ、きっと風通しの良いチームができると思いました。
- 他の団体の取り組み、同じところ違うところが見られ勉強になりました。WEB参加された方がどのような方達でどのような取組みをしているのかとても気になりました。やはり他の方の発言機会などをもう少しとれるとよかったかなと思いました。
- 活動地の状況が似ていたので(公園)、非常に参考になった。仲間を巻き込みながらリスクマネジメントを行い、長く続く活動となるよう取り組みたいと思った。
ご要望・メッセージなど
- 安全作業に関してのソフト面についての話を聞けましたが、ハード的な対策について高所作業、樹木の伐採、剪定作業の道具など良いものがあったら紹介していただきたいです。
安全管理のマニュアルの作り方、参考事例紹介など。 - ナラ枯れの結果、倒木による危険性が高くなっているように感じます。
例えば、危険木や支障木を伐木したことにより風通しが良くなり、その近くにあるナラ枯れした木が強風で倒木したり、途中で折れたりすることもあります。森ボラにて対応可能な安全の確保方法など知りたいです。 - ボランティアと有給スタッフの境目? お客様ではなく積極的に作業ベースもこなせるボランティアへの評価と報酬の苦労と工夫。ある日はボランティア、ある日は有給スタッフなんてことに近いことが現場にはあるような?一つの正解としてとても安い賃金で仕事をしている現実もあります。正解はないと思いますがうまく回っている例があれば是非参考にして取り入れたいと思います。
- 合意形成やコミュニケーションについて
- 森林ボランティア団体向け安全な作業のためのルール作りのようなワークショップができたら面白いかなと思いました。就業者ほどのきっちりとしたルールは難しいですが、各団体が作業の安全マニュアルを作るための指針になるようなガイドライン。